リレー随想
2024/05/01
No.248 2024年4月号 2016年卒 森川 敬太
「人生何があるかわからない・・・」前走者の入澤さんからバトンを頂きました2016年経済学部卒の森川敬太と申します。
東京の広告会社で営業職をしております。入澤さんとは同じ会社で、自分は知らなかったのですが、同じ会社かつ大学時代の1学年上の先輩、中西雄太さんから「高経ですか!他にも高経の先輩たちがいるよ!」と突然連絡をいただき、中西さんに紹介をいただいて、入澤さんに出会いました。中西さんから連絡いただいたときは、「同じ会社に高経の方がいるのか・・・」と衝撃を受けたと同時にとても嬉しかったです。
ちなみに中西さんは大学時代では面識なく、しかも入澤さんも中西さんもまだ直接お会いできていない、、という状況です。近日同じ会社の高経出身の方々にやっと会えるのでとても楽しみにしています。
私が大学に入った経緯ですが、地元が和歌山県で中高と洋服が好きで、関東の別の大学を志望しておりましたが、センター試験の失敗、でも浪人だけは嫌だと高校の先生と話をしていたときに、高崎経済大学は二次でいけるぞとおっしゃっていただき、東京に近いしいいか、ぐらいのノリで受験をし、進学しました。
高校生の頃は「関東はどこも都会なんだろう」ぐらいで思っておりましたが、家探しのために新幹線で高崎に向かっている道中、大宮を過ぎたあたりから、あれ?思っていた街並みではないなと正直思ってしまったことは今でも憶えています(笑)
大学時代は、バイトして服買っての日々で勉強に真摯に向き合っていたとはとても思えない学生生活でした。社会人になって、特に今の会社で勤めていて、「大学時代もう少し勉強と向き合っていたら勉強も楽しかったのかもなぁ」と思うときがあります。
大学時代はとにかく服のことに没頭し、卒業後は東京のアパレル会社に就職。4年ほど勤めておりましたが、服は趣味でもいいかもな、もっとスケールのでかいことをしたいなと思うようになり、今の会社に転職することになり、気づけば前職よりも長い期間在籍することになりました。現職では周りは超優秀な人だらけ、正直前職時代とは正直比べものにならないほど、毎日が不安なことが多いですが、入澤さんのリレー随想を読んでいて、共感するとともに、安心しました。大学の入学背景から今に至るまで、人生の分岐点においてそこまで深く考えずに思ったままで来てしまっているような感じがありますが、結果的に自分にあった会社に出会えて毎日楽しく過ごしております。「不安で当たり前」を胸にこれからも頑張っていければなと思います。
東京での生活も9年目を迎え多方面に知り合いが増えてきましたが、東京に来てからずっとお世話になっている、しかも同業勤めの大先輩森尻修平さんにバトンをパスします!
(東京都目黒区在住)
2024/02/28
No.247 2024年3月号 2004年卒 入澤 健太郎
「不安で当たり前」赤津さんからバトンを頂きました。赤塚さんとはESSの部室がご縁でよくかわいがっていただきました。私のほうが1年早く卒業していることに、このリレー随想のバトンを頂き、気づいた次第です。それにしても、赤津さんのリレー随想は面白いですね!
私は2004年卒なので、ちょうど20年前に高崎経済大学を卒業しました。社会人になって、「20年」のタイミングで、「東京三扇会リレー随想」のバトンがまわってくるのもご縁だなと思います。
「不安で当たり前だよ。だって僕たち以外、みんな有名大学だからね。でも大丈夫。高崎経済大学だって負けていないところはあるんだよ。不安じゃない奴なんていないからさ。不安じゃないほうがおかしいよ。」
これは20年前、私の就職内定祝いと称した会で、木村武彦(東京三扇会二代目会長)さんから頂いたお言葉でした。ご縁もあり、木村さんと同じ広告会社に入社でき、20年が経ちます。
「広告マン」して、アイディアや言葉で難局を打破し、営業部門の統括をされてきた木村さんのお言葉には、とても重みがありました。ずっしりと心に響いたことは今でも鮮明に覚えています。
緊張するタイプではないのですが、広告業界をリードするこの会社では、スケールの大きな仕事やクライアントの重要な局面での仕事がとにかく多いです。大事な交渉をするとき、競合プレゼンの前、社内発表の前、人事面接の前、寝る前。幾度となくこの言葉に私は救われました。
「20年」は経ってみれば、あっという間でしたが、20年間、ほぼ毎日この言葉を思い出していたかもしれません。
当時、常務取締役だった木村さん。新入社員の私にまでたくさん気にかけて頂きました。私が大阪に初任配属されたときは、大阪出張の度にご連絡を頂き、ホテルの朝ごはんをご一緒したり、高崎経済大学で講演をされる際は、カバン持ちとして、一緒に新幹線でお供したり、ここに書ききれないくらいの想い出と学びがあるのですが、私にとっての社会人人生での父親的存在でした。
昨年、会社の高崎経済大学卒の先輩・後輩たちと漸く木村さんのお墓参りができました。当時は3人しかいなかった同窓も、少しずつ増えており、また嬉しい報告ができそうです。
「不安で当たり前。」
僕はこの言葉を高崎経済大学の後輩に繋いで行きたいと思います。
ありがとうございました!
次回は、昨年、会社で出会った新たな後輩の森川敬太君にバトンを渡します。森川君宜しくお願いします!
(埼玉県在住)