リレー随想

2022/12/26
No.233 2023年1月号 2014年卒 守屋(高梨)倭妃
「くるみ」

久保田くんからバトンを受け取りました2014年卒の守屋(高梨)倭妃です。
くぼちゃんとは、ゼミの同期をお家に招待してくれてみんなで餃子を作ったこと、卒業してからも横浜まで遊びに来てくれてごはん食べたりゲームしたりしたことが印象的な思い出です。
くぼちゃんから声をかけてくれるのが密かにすごく嬉しかったです!これからも待ってます!

私の大学生活ではゼミのNPOでの活動を通して沢山の方にお世話になりました。社会に出て、仕事と関係なく、人を育てよう、学ばせようと見守ったり力を貸してくれる大人って貴重な存在であることや、それでも確かに居るということを感じています。

現在、私は主に発達障害児、グレーゾーンにあたる未就学児を対象とした児童発達支援の教室で先生をしています。
"本当に困っている人の助けになりたい""まっすぐな言葉を交わしたい"
という想いで始めてもうすぐ6年になります。関わったお子様の数は少なく見積もっても300人…お子様も親御様も笑顔でいるといいなあ…。

最近プライベートで集団行動が難しいお子さんの相談を受けることがあったのですが、今まで教室で接してきた親子との大きな差を感じました。
私が今まで接してきた親子は、程度の差はあれど
"本当に困っている…けど、頼る先や、物理的な精神的な余力がある人"
だったのだと気が付きました。
ではそれ以外の、頼る先がわからない、探し方もわからない、そもそも頼る先の存在も知らない、もろもろの余力の無い親子は誰が助けてあげられるんだろう…。
どこにでも何かしらの仕組みがあるはずですが、この業界にいる私ですら自分の住む地域の資源を説明できるほど知らないのだから、最初のヘルプも出せない方も居るはずです。
現在育休中のためモチベーションを持て余しておりますが、次の挑戦を考えるいいタイミングになりそうです。
今までよりも多くの助けを必要としている親子の役に立てる復帰の場所を見つけたいと思います。

9月に生まれた娘の名前には「生きて」と願いを込めています。
生きていてくれるだけで…きっとどんな親も最初にわが子に対して感じたことだと思います。
世のお父さんお母さんが、子育てに悩む中でもそんな気持ちを感じられるように、自分自身のこともそのように思えるように支援をしたいです。

読んで頂きありがとうございました。

次にバトンを渡すのは同年卒の田口裕眞さんです。
田口くん、初めて行った福山雅治のライブ今でもよく覚えているよ!ありがとう!
穏やかで優しい田口くんがどんなお話をしてくれるのか楽しみです。
(埼玉県在住)
2022/12/01
No.232 2022年12月号 2014年卒 久保田 匡輝
「偶然・幸運」

 同期の中島悠太氏(以下なかじ)よりバトンを受け取りました、地域政策学部2014年卒の久保田匡輝と申します。なかじにとって、自分が初友人という事に驚きましたが、私にとっても、なかじは大学初友人です。また飲みに行きましょう〜

 私にとって経大での生活は、大きな偶然が2つ重なった結果生まれたものだと思っています。
 1つ目の偶然・幸運は、経大(群馬)を知れたことです。前提として、経大は第一志望ではなく、前期入試2か月前まで知らない大学でした。センター試験で大コケし、まだ興味が持てそうな国公立大学というテーマで探し、合格したのが経大でした。最初こそ思い入れの無い大学と思っていましたが、講義内容がどれもおもしろく、「ここに来られて良かった。」と思っています。
群馬県も初めて来ましたが、とてもいい所でした。「雷と空風 義理人情」に恥じぬ、他人の事を本気で考えてくれる県民性だと感じています。

 2つ目の偶然・幸運は、友人に出会えた事です。
 私は1年生の時から、NPO活動に参加していました。大宮先生の地域づくり論で存在を知り、その授業で出会った友人に紹介してもらいました。その友人は、大宮先生の地域づくり論の初授業に5分遅刻した結果出会いました。あの日遅刻せず、前の方の席に座っていたら、自分の大学生活は全く違うものだったでしょう。紹介してくれた友人には本当に感謝しています。
 それをきっかけとして、本当に色々な人たちと出会うことができました。NPO活動について語合ったり、意見をぶつけ合ったり、遅くまで構内で作業をしたり…
大学生活が毎日楽しく、寂しい思いをせずに過ごせたのは、間違いなく偶然の出会いの賜物です。皆様本当にありがとうございます。

 卒業後私は地元長野県に戻り、スーパーの鮮魚担当として8年ほど勤めました。大学で学んだことはあまり活かせませんでしたが、まぁそういうものなのかもしれません。もう少しすると、寒魚の季節になります。魚が脂を蓄え、煮つけ・塩焼き・刺身がおいしい時期ですね。今年こそは氷見(もしくは佐渡)ぶりの塩焼きが食べたいものです。

 今年の3月から心機一転。現在は学習塾に勤めています。塾生が志望校に合格し、楽しい学生生活を送れるようにするため、自分には何ができるかを考えながら仕事をしています。うまくいかないことの方が多いですが、志望校合格や学校生活を楽しく過ごせるお手伝いが出来ればと思い、日々奮闘しています。

 今、塾生に「大学は楽しいよ!」と言える大学生活が送れたことを、大学で出会った方々・親に感謝して、私の随想を終わろうと思います。

 次にバトンをつなぐのは、同期の守屋(高梨)倭妃さんです。突然の依頼であったにも拘らず、快諾してくれました。ありがとうございます。忙しい中すいませんね…
体調に気を付けて、近況がまた聞けたらと思います。
(長野県諏訪市在住)

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