リレー随想

2023/11/13
No.243 2023年11月号 2016年卒 有山紗希
「出会い」

 前走者の山崎(佐貫)寧乙さんからバトンを引き継ぎました、経済学部2016年卒の有山紗希と申します。
 佐貫さんはバレー部で日々頑張ってきた仲間であり、編入者であるものの、持ち前の明るさや溶け込みの速さで、バレー部になくてはならない存在でした。バレーだけでなく、飲んだり、遊びに行ったり、バカバカしい思い出を含めて、たくさんの時間を共有してきました。卒業してからも定期的に連絡を取れる大事な友人です。
ねお、いつも遊んでくれてありがとう!キャラは薄いはずだけど…笑 いつも拾っていただいて助かっています!

 今年の4月に仕事の都合で東京に引っ越してきて、コロナ禍で途絶えていた大学関係の友人たちと頻繁に連絡を取るようになりました。
 私の大学時代の中心はバレーボール部で、体育会本部の一員も務めていました。当時は週4日の練習をしながら、遊んで、飲んで…多くの時間を体育会の人たちと過ごしてきたと思います。濃い時間を濃い仲間たちと過ごせたのは、私にとっての大切な思い出ですし、今でも何かあったら助けてくれる大切な人たちです。
 バレーボール部に入ったきっかけは、たまたま必修のクラスが一緒だった後の部長に誘われたからでした。入学当初はバレー部に入ることも、ましてや体育会本部をやることなんて、想像すらできませんでしたが、その部長との出会いが、たくさんの人と出会わせてくれたおかげで、とても充実した時間を過ごすことができたのだと思います。

 当時は数学が好きだったこともあり、高校生向けの塾で講師のアルバイトをしていましたが、その生徒たちが、もう社会を出て働いている年代だと思うと、時の流れの速さを感じます。
 その間、私は出身である北海道で公務員として働いており、主に福祉に関する行政の仕事をしてきました。この間には胆振東部地震、そしてコロナ禍と、行政職員としては大変なこともたくさんありました。
 胆振東部地震では当時比較的震源地の近いところに住んでおり、被害の大きかった施設などへの支援は長く続きました。地震後数日は電話が繋がらなかったので、施設に住まれている方々の状況を確認するために、停電で信号機がついていない中、片道3時間運転することもありました。
 コロナ対策についても福祉部署にいたこともあって、たくさんの新しい事業が作られました。それと同時並行で、児童福祉を担当していたことから、虐待対策や子育て支援対策など、とにかく新しいことが立て続けにあり、自分自身いっぱいいっぱいだったことが思い出されます。
 コロナ禍で大学時代の繋がりも薄くなってしまいましたが、職場の先輩、後輩、同僚たちに支えてもらい、仕事を通じた新しい出会いもたくさんあって、大変ながらも楽しく充実した毎日を過ごしていました。

 今東京にいるのは仕事を辞めたわけではなく、職場の研修制度によって、都内の金融機関に派遣となっているためです。
 これまでと仕事の内容もやり方も全く違うので、また大変な2年間ではありますが、派遣先には全国の自治体から同世代の人たちが来ており、ここにも新たな出会いがあって、楽しく働けています。
 また、東京に来たことでコロナ禍で少し離れてしまっていた大学時代の友人たちとも改めて繋がることができました。このタイミングで来たのは、大学時代の友人たちともう一度繋がれということなのかと思っています。笑 東京に来て半年経ちましたが、時には仕事の愚痴を聞いてもらいながら、飲んだり、遊んだり、日々楽しく過ごしています。
 予想だにしないことがたくさん起こる毎日だからこそ、人との出会いを大切にしながら、これからも楽しく過ごしていきたいなと思っています。

 バトンは体育会本部の同期として、たくさんの時間を過ごした西彩音さんに繋いでいただきます。夢に出てきたからと5年ぶりぐらいに連絡をくれて…そのタイミングで私も東京に出てきていて…久々にご飯に行って…そのときにこの寄稿の話をいただいて…何か縁を感じずにはいられませんでした。笑
 この間久々に話したら話足りないぐらい時間があっという間に過ぎてしまったので、年内にまた会おうね!

ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございました。
(東京都在住)
2023/10/10
No.242 2023年10月号 2016年卒 山崎(佐貫)寧乙
「縁」

 前走者の東野(星野)真由さんからバトンを引き継ぎました、地域政策学部2016年卒の山崎(佐貫)寧乙と申します。
星野さんとはゼミが同じで、かつゼミ内高身長チームのっぽ会(笑)のメンバー同士仲良くさせてもらっていました。とっても朗らかで、でも芯があって、それ故のペースを乱されない性格が本当に大好きで、どんな時もゆったり構えている星野さんと話して、いつもリラックスしていたのを思い出します。
まゆゆ〜バトンありがとうね!
私も会いたいよ〜 また近いうちに会おうね!!

 私の出身は山口県で、編入生として福岡から来ましたので、関東で過ごすことになったのは高崎経済大学がきっかけでした。編入の選択肢として他にも西日本の2大学が上がっていたのですが私は「縁」という不確かなものが好きなので一番最初に決まった学校に入学しようと決めていました。やはり「縁」があった大学だけあり、経大での日々は目まぐるしく、そして濃く、とても素晴らしいものになりました。
 編入試験から入りたいと熱弁していたゼミ。編入生では厳しいからと一度は諦めていたのですが、ゼミの同期から紹介され、受け入れていただけたバレー部。接客業の良いところも悪いところも学んだバイト。
 今でも当時の寝坊やらなんやら引き合いに出されるのでそれら全てを上手にやりこなせたとは口が裂けても言えませんが(笑)、それでもやりたい事全てを選んでよかったなと今でも思っています。

 そんな日々を過ごすことができたのは周りの友人達、先輩方、後輩たちなど素敵な人脈に恵まれたからです。そんな皆様に引き合わせてくれたのはやはり「縁」というものなのだろうと確信する2年となりました。

 現在は千葉県松戸市在住で、ITコンサルタントとして働いており、群馬は離れてしまったのですが、今でも当時のゼミメンバーやバレー部の方と会うことも多く、年2回は高崎に行きますし、バッチリ私の人生は高経に占拠されています(笑)。

 最近結婚したり、8年勤めた会社から転職したりと人生の節目を連続して迎えていますが、「まあ『縁』があるということでしょう!」という考え方のもと、なるようになるさ精神で中々楽しい日々を過ごしています。

 最後に懺悔なのですが、前職の会社で私含め高経出身者の個性が強すぎて、新入社員に高経出身者がいると完全に警戒されるようになってしまっています。決して、決して私だけのせいではありませんが某IT会社に入られる未来の高経生と卒業生の皆様申し訳ございません。最後は大号泣するほど盛大に送り出してもらえたのできっと悪いだけの印象ではないはずです...
が、次の会社では高経の名を汚さぬように慎ましやかに生きようと思います(笑)。

 バトンはバレーボール部同期の有山紗希さんに繋いでいただきます。数学に強くて、礼儀もきっちり、しっかり者なのに時々ドジっ子という素晴らしいキャラの持ち主紗希さん!
どんな随想を綴ってくれるのか大変楽しみにしています。

ここまで読んで頂きありがとうございました!
(千葉県松戸市在住)

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