リレー随想

2018/04/14
No.180 2018年4、5月合併号  2016年卒 大橋俊文
「健康への戦い」

健康。その言葉を本気で意識し始めたのは、社会人になってからだ。私は、お酒と食べることが好きであるので、友人・同期・先輩方とよく夜の街に繰り出しその欲求を満たしていた。ところが、久しぶりに地元の友人に会った時の「なんか太った?」という一言は私の中では衝撃的だった。そういえば健康診断の時、肝臓の検査判定がBとなっており先輩から「お前の年でその判定は大丈夫か?」と言われたのをふと思い出した。野菜不足も深刻だ。

大学までの学生時代は、部活をしておりどんなに食べても・飲んでも健康に問題はなかった。それは、「スポーツさえしていれば人間は常に健康体でいられるのでは?」とひどい勘違いを起こしそうになるほどだった。しかし、社会人になっても部活でやっていた野球は続けているがそれではカバーできなくなったのである。
その中、同期や友人から「痛風予備軍」・「血液ドロドロ」と悲劇の声が聞こえ始めてきた。このままの状態では、自分もなることかと不安に駆られた。しかし、付き合いもあるし好きなので、飲み食いはやめられないのである。だからと言って猶予はない。少しでも健康に対する改善が求められているのだ。

とりあえず、野菜を摂取することにした。会社の食堂では、居酒屋でも「サラダ頼んでいいですか?」は決まり文句化している。運動の頻度も増やしている。野球のほかにもフットサルなどを始めた。もともと身体を動かすのは好きなので丁度いい。
看護師の友人曰く、健康を維持するに至り絶対条件は睡眠の確保とのことだ。そこで、睡眠時間の確保のため努めている次第である。確かに、睡眠時間が確保できた翌日は身体の調子がよく様々なパフォーマンスに好影響を与えている。

これくらいの試みで、健康促進になるのかは疑問が残るかもしれない。しかし、身体は何をしていく上でも掛け替えのないものである。社会人では、それを維持するのは難しいと聞く。お医者様の世話になって時間を浪費するのはごめんだ。野球も40歳まで現役でプレーするという大きな目標があるので達成するなどして社会人を楽しみながら身体も大事にしていきたい。


今回は、前々回随筆された神戸大先輩の依頼で参加致しました。ためになる皆様の随想に比べ、劣っていますがこのような機会を与えてくださった神戸大先輩には感謝しております。私も皆様の随筆を拝見しながら意識を高め精進していく次第であります。

さて、次回は同じ職場で勤務している野木くんにお願いしようと思います。とても魅力ある人間でので、私自身とても楽しみにしております。 
(東京都板橋区在住)
2018/03/07
No.179 2018年3月号   2012年卒 木村絵美
179番目のランナーとなりました木村絵美と申します。今回は大学時代の先輩であるイケメン体育会系の神戸さんに紹介を頂きました。とてもいい機会をもらったので、文章を創るのにも不慣れなのですが、また女性の寄稿者さんも少ないのかなぁと思い、少し緊張した気持ちで、筆を執ることにしました。

「ビリギャル」という映画をご存じですか?もともとは『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という実話を映画化した話なんです。私の高校時代〜大学入学まではこの「ビリギャル」とほぼ一緒なんです。

小中時代は仙台市で指折り数えるほどのバトミントンプレーヤーだったのですが(自画自賛)、高校に入って周りの友達に流されるように、部活をやめて「ギャル」になってしまいました。ルーズソックス、厚化粧、プリクラなど典型的なギャルの道を突き進んでしまいましたが、このままじゃダメだと気づかせてくれたのは、生まれてからずっと変わらぬ姉妹と両親からの愛情だったと思います。
気づいてからは毎日長時間の勉強して、親に迷惑をかけることのないよう、あえて国公立の高崎経済大学を目指しました。受かったときには両親にこれでもかと褒めちぎられたことが本当にうれしかったのを記憶しています。

今、その高校受験の時に努力した時間以上に、「生命保険会社で営業」の仕事を一生懸命がんばっています。実は「営業」という職種自体が初めてで、当然辛いことも多いのですが、やりがいを感じながら日々を過ごしています。内勤の仕事とは違い、時間を自由に使えて、相手との親密度や距離感を自分でコントロールできるのは難しい面もありますが、もともと人との対話が好きな自分には向いているのかなと前向きに自己分析をしてみました。

東京で働くようになって早くも3年が経ちました。本当は地元仙台で両親のそばで働いて、地元で結婚して、孫の成長と親になった私の成長を両親に見守ってもらいたかったなんて思う時があります。バドミントンを辞めるときも、前の会社を辞めて東京に出たいと言ったときも、両親はどこか悲しげでしたが、温かい言葉をかけてくれました。漢字とはよくできたものだと感心しますが、私の両親は、とくに母親は、読んで字の如く、「木の上に立って見る」。陰ながら私のことを一番に応援してくれている、そんな母親でした。今の私が母の願うような娘になれているのかなと不安になりますが、わたしにとっては理想の母でした。私もいつかこんなふうに人を愛し、子を育て、子に愛される日がくるのかなとそんなことを思いながら、毎日満員電車に揺られています。

私が生命保険の販売という仕事に大きなやりがいを感じているのは、予期せぬ不幸なことがあった場合に、「愛する人達を守る」ためのお手伝いができることだと考えています。普段はあまり考えることがない、でも必ずみんなが持っている、両親、兄弟、旦那さん、奥さん、お子様、大切な家族への愛情を再確認できる時間を作れればと思っています。きれい事のように聞こえてしまうかもしれませんが、そのお手伝いをするために毎日たくさんの人と対話をして、大切な人をどうやって守りたいか話し合う中で、私らしく楽しく過ごしていきたいです。

最後だけ営業トークみたいになってしまい、文章も稚拙で何が言いたいかよくわかりませんが・・・最後までお読み頂き、ありがとうございました。

次回のランナーも神戸さんが紹介したいそうなので・・・私はこのへんで!
(東京都大田区在住、仙台市出身)

※写真は「大学時代の親友の子供と私」

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