リレー随想

2018/11/21
No.186 2018年12月号  2016年卒 山口尚輝
「心に残った"言葉"たち」

この度、186番目のランナーとなりました、山口と申します。
まず、寄稿の納期が遅れました事、深くお詫び申し上げます。そして、その中御対応頂いた担当者をはじめとする関係各位の方に深く感謝致します。

さて、私は2016年3月に経済学部を卒業し、現在ビル等のセキュリティシステムの構築・保守を行うエンジニアを勤めております。(経済学を殆ど活かせておりません(笑))
そんな私がここで何を書こうか考えた結果、私の心の中に残っている“名言”達について紹介しようと考え、皆様にご紹介しようと思います。

皆様にとって、「名言」と言われて、どのような物が思い浮かびますか?
歴史書・自己啓発本・アニメ・または自分が思い付いた物…等色々あると思います。
この場をお借りして、私の中にある、今までに出会った“名言”達を紹介致します。

◆「常識」とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである
(アルベルト・アインシュタイン)
上司や顧客、親などから「こんなの常識だろ」と怒られた経験はありませんか?はたまたそういった言葉で誰かに怒りをぶつける事もあるかもしれません。そんな時、私はこの言葉を思い出して、「私の中にしかない偏見を相手に押し付けても、相手は変わらないし、相手の反感・怒りが増すだけだ」と考え、より適切なフィードバックを相手に与えるにはどうしたら良いか、そう考えるようにしております。

◆すぎたことで心をわずらわせるな
(ナポレオン)
◆クレームの半分は、聞くだけで解決する
(中谷彰宏)
◆相手に酷いことが言えるということは、その人に依存してるということ
(心理学)
エンジニアという仕事上、機械・システムの故障やトラブルに対処する場面も多く、そこに客からのクレームも重なる、という状況が良くあります。皆さんもこういう場面に出くわしたら、この言葉を思い出してみて下さい。「こんな事で落ち込んでる場合じゃない」と気の沈みが和らぐようになりますよ。
しかし軽く流せ、という訳ではありません。私は後で痛い目に逢いました。
◆お前がいつの日か出会う禍いは、お前がおろそかにしたある時間の報いだ。
とナポレオンが言ったように。


少し趣向を変えて、こういった“名言”達も紹介します。
◆戦争を宣言するのは老人であるが、戦って死ななければならないのは若者である
(ハーバート・フーバー)
◆我々が戦争を終わらせなければ、戦争が我々を終わらせるだろう
(H・G・ウェルズ)
随分物騒な物を載せましたが、この中の「戦争」という言葉を「仕事」に換えてみて下さい。
グッとくる言葉になりませんか?ならないですか…私だけでしょうかねorz

何が言いたいかと言うと、“名言”達は、私たちに「頑張ろう」とパワーを与えてくれる事もあるのです。

◆「やればできる子」は「やらなくてもできる子」と「できなくてもやる子」にチャンスを奪われ続けて一生を終える
(野村真一)
◆今の自分が絶対じゃない。あとで間違いに気付き、後悔する。私はその繰り返しだった。ぬか喜びと自己嫌悪を重ねるだけ・・・。でも。その度に前に進めた気がする。
(新世紀エヴァンゲリオン より)
◆成功は決定的ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは、勇気を持ち続けることだ。
(ウィストン・チャーチル)
◆困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな
(ベンジャミン・フランクリン)
仕事・プライベート問わず、「これで良いや」「面倒くさいから後で」と物事を投げ出したり後回しにする場面があると思います。しかしその諦めによって何が「代償」になっているのか、この言葉たちは考えさせてくれます。そして私自身がその「代償」に気付いた時、自ずと自分自身に「今やろう」とパワーがみなぎってくるのです。
◆明日やろうは馬鹿野郎
(プロポーズ大作戦 より)
とは正にこれです。
パワーのみなぎるこのアクション、皆さんも是非お試しあれ。無料です。

これらは、私がEvernoteに書き留めている言葉の一部に過ぎません。全て紹介したい所ですが、あまり文章が長くなるのもどうかと思うので、ここらで締めたいと思います。
皆様も、自分の心に残っている名言達を、今一度思い返してみてはいかがでしょうか?

最後に、私の些末な文章に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
読んで下さった皆様の人生の中で少しでも残るものがあれば、何より次の文章を書く方の参考になれば幸いです(笑)
(埼玉県朝霞市在住)
2018/10/15
No.185 2018年11月号  2017年卒 菊地和人
「東北岩手を後にして」

前ランナーの金子君から、託されて185番目のランナーとなりました菊地と申します。
これと言って書く内容も思いつかないので散文にはなりますが、最後までお付き合いいただければと思います。

タイトルにも出ているように、私は岩手県の出身です。高崎経済大学への進学を機に関東へやってきました。当然群馬県も初めての土地で、1年目の間は地元とのギャップに驚くことが多かったです。
大学生活を振り返りますと、サークル活動や関心のある分野の学びといった非常に充実した日々を送れたと感じています。
仲間と立ち上げたサークルは現在も活動しているとのことで、大雪の日に倉賀野駅で3時間の足止めの後に、駅に着いた頃にはバスもなく高崎駅から大学近くのアパートまでの雪中行進をしていた頃を考えると感慨深いものがあります。

話せばいくらでも話していられる充実した学生生活を卒業し、私は現在道路用材料のメーカーで技術営業として働いています。高経からは珍しい建設業(さらにその中でも舗装)に身を投じているレアキャラです。
人事の方に伺ったところ、私の入社の8年ほど前に退職された方を最後に高経出身の社員はいなくなったとのことです。同学の後輩が入ってきてくれると嬉しいなと思いながら日々業務に励んでいます。(興味がある後輩諸君は証券コード5011で検索だ!)

道路に関わる仕事なので、意外にも大学で学んだ地域政策とは関わることは多く、大学で得た知識を活かせるのは素直にうれしく思っています。今まで触れたことのない世界に飛び込んだこともあり新たな知識を学ぶ楽しさを最近ようやくわかってきました。業界柄キツイ事も多々ありますが、のらりくらりと何とかやっていく所存です。

 取り留めもなく、本当に散文となってしまいましたが、こういった物を書くのは良い刺激になりました。
 次回のランナーは、卒業後も色々とお世話になっている山口さんにバトンを託して締めたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。
(茨城県水戸市在住)

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