リレー随想
2020/03/05
No.200 2020年4月号 1987(昭和62)年卒 能登谷聡
同窓会活動と『学歌聖歌隊2019 〜7人の侍〜』◆光陰矢の如し、月日はあっという間に過ぎ去っていきます。
わたしが卒業してから、すでに30数年が経ちました。
この間、喜びがあれば、悲しみもあり、傷ついては復活・再生を繰り返しながら、人としての学びを深めてきたように思います。
ちなみに、人生最大の危機は、約10年ほど前になりましょうか、心臓が6回ほど止ったことです。4回目のときは、幽体離脱体験までしてしまいました。
しかし、その都度、運よく生き返ってきましたので、娘からは、不死身」と揶揄されるほどでした。
今回、縁あって、こうしてリレー随想に参加させていただけることに感謝いたします。
◆さて、本稿では高経大同窓会札幌支部について、触れてみようと思います。
わたしは、札幌支部事務局をお預かりしている関係上、自分から見た札幌支部について記したいと思います。
札幌支部は、50年の歴史があり、現在の会員数は800名を超え、高経大同窓会支部としては、全国3番目の規模だそうです。1・2番は、群馬と東京ですね。これらの次になるそうです。
◆実は、わたしは、療養中だった約4年ほど前、前支部長の岸稔先輩から事務局をお任せいただくことになったのですが、お引き受けした時は、体調面での自信はありませんでした。
また、札幌支部の状況が、総会や懇親会への出席者数が過去最低の水準にありました。
こうした理由から、不安と危機感を抱きつつ、同窓会活動の活性化を図る必要性を感じていました。
◆当初はそのような思いを抱いていたのですが、当時、役員が大幅に入れ替わったこともあり、幸いにも新たな役員の方たちは、会長、副会長をはじめとして、行動的な先輩や幹事の仲間が多く、ポジティブな取り組みができる環境に恵まれたのです。
ただし、それまでがネガティブだったということではありませんので、その点は誤解なきように。
◆そして、参加者が楽しいと感じられる同窓会の在り方を探りました。原点に返る必要があったわけです。その後、同窓会活動活性化のための具体的な取り組みについて、私たちは身の丈に合わせ、できることから着手しました。
まずは、懇親会での抽選による景品(群馬産品)のリニューアル、WEBサイト(ホームページ)の設置、『学歌聖歌隊』の結成、役員・幹事の体制面の簡素化、これに伴う規約改正等を矢継ぎ早に行ってきたのです。
◆ちなみに、札幌支部のWEBサイトは、私が独学で身に付けたHTML5&CSS3及びjQueryを加えて製作した完全オリジナル作品です。当初は主にパソコン向けに、今とは違うデザイン・レイアウトにしていました。
しかし、スマホのアクセス率が5割程度に伸びてきたので、スマホでも見やすい仕様に変更すべく、幾つかデザインしたのですが、結局一番シンプルなものが一番見やすいという結論に至り、現在のような仕様になりました。このような経緯がありました。
◆ところで、余談ですが、同窓会活動の中で、とりわけ一番印象深かったことは、実は『学歌聖歌隊』で歌うことです。実はわたしは、学歌に強い思い入れがあるためです。学生の時の記憶が蘇ります。
札幌支部の懇親会では、最後に学歌を全体合唱するのですが、そのリード役を担うのです。
わたしは、元来の歌好きのせいもあり、大きな声で、力強く歌うことを楽しんでいます。
歌うことは、最高に心地よいですね!!
昨年度は、江畑同窓会本部副会長(元応援団長)のエールのもとで、小樽市長の迫先輩、飛び入り参加された村山学長を含む7名のOBたちとともに、壇上で力一杯合唱しました。
ちなみに、高木理事長は、壇下の先頭で、はつらつと歌われていました。その力強い仕草に、拝見している以上のエネルギーと若さを感じました。
『 学歌聖歌隊2019 〜7人の侍〜 』とても楽しかった思い出です。
もっとも、楽しんでいるのは、幹事の中では、わたしだけかもしれませんが…?(笑)
◆こうした役員や幹事の皆様方の支えや地道な活動によって、現在、徐々に効果が出始めています。
3年前は60名を下回る状態まで落ち込んでいましたが、2019年は総会・懇親会出席者が80名を超えてきました。この場をお借りして、役員並びに会員の皆様方にお礼申し上げたいと思います。
最後に、本稿を執筆している時期は、ちょうど新型コロナウィルスが北海道で感染拡大し始めている時期に重なってしまいましたが、北海道道外の方でも都合が付くようでしたら、参加いただけますので、ご遠慮なく事務局までメールをください。
全国にいらっしゃる同窓生の皆様が、これからもご健勝でありますように、「新型コロナウィルスに負けるつもりがない北の住人」から力強くエールをお送りいたします!!
次は同じ同窓会札幌支部の佐々木幹事長に「リレー随想」のバトンをお渡しし、終わりたいと思います。
(北海道在住)
2020/02/21
No.199 2020年2、3月合併号 2016年卒 猫宮捺美
「私が見つけたもの」2016年卒の猫宮捺美です。
私は群馬には縁もゆかりも無かったのですが、将来まちづくりに携わりたいと、地域政策学部のある高崎経済大学を選びました。志高く入学したものの、在学中は学業よりも所属していたアカペラサークルの活動に力を入れていました。しかし、これまで何をやってもすぐ飽きてしまうような人間だった私が、こうやって夢中になれるものに出会えたことは私の人生の中で大きなターニングポイントになったと思います。
卒業してからは地元北海道に戻り、在学中に組んだグループを継続しながら、社会人アカペラサークルにも入りました(少し自慢なのですが、昨年は「歌ネタ王」という、音楽とお笑いを融合させたコンテストにも出場し、テレビで見るような芸人さんと同じステージに立ちました)。
なぜ私がこんなにも夢中に今も取り組めているかというと、やはり仲間に恵まれたからだと思います。平日仕事で疲れているのに集まって練習し、終わったら飲みに行くというなかなかクレイジーなこともしています。翌日後悔することも多々ありますがこれが私の生きがいです。
そして年に数回はアカペラで繋がった仲間に会うために群馬に帰ります。帰るという表現が出来るのもとても嬉しいことです。高崎経済大学で、そして大好きなアカペラを通して出来たご縁をこれからも大切にしていこうと、今回随想を書きながら改めて感じました。あの時、高崎経済大学を選んでいなかったら見つからなかったものが沢山あったようです。
次のバトンは、同窓会札幌支部でお世話になっている能登谷さんにお繋ぎいたします。
(北海道在住)