リレー随想

2022/05/23
No.226 2022年6月号 2008年卒 井野 翔紀
「高経ライフ、継続中」

 鈴木楓さんよりバトンをいただきました2008年卒の井野翔紀です。

 紹介者の鈴木さんには、社会人バンドサークルでいつもその頑張りに助けてもらっています。夏は別々のバンドでコロナ対策を徹底しながらのライブに、高経大バンドの活動とお互い楽しみましょう。

 私は都内のシステム会社に就職し、その後SEから予備校事務員へと転職、今は我らが母校、高崎経済大学の職員として働いています。
 働いていた予備校(全国規模の予備校だったのですが…)で東京から高崎の校舎へ異動となり地元高崎で働いていたところ、上司からいきなり「俺たちの校舎、なくなるから!」と、連絡を受けたのが8年前です。この時にどうにか、高経に(職員として)戻ることができました。

 無事に高経に出戻ることができ、職員として二度目の高経ライフを送っております。「一人くらい、学生から話しやすい職員がいてもいいはずだ!」と大義名分を掲げ、事務職員と卒業生の二つの立場を使いながら、友人、同僚、先輩、そして現役高経生たちからエネルギーをもらっています。

 現役生と接する中で、今の大学生は効率を重視する声が多いなと感じることがあります。「効率重視」はもちろん悪いことではありません。仕事となれば絶対に必要となる感覚の一つです。ですが大学生のうちから「無駄なことは絶対したくない」までいくと少し寂しくも感じます。無駄かどうかは、その後の長い人生の中で自分が決めていくことだと思うので、学生たちには、ぜひ無駄と思える時間も楽しく過ごすせる大学生の期間でたくさんの経験をしてほしいと思います。
(“無駄”という文字を見ると、私は荒木飛呂彦先生のマンガをどうしても思い出してしまいます。ご理解いただけるOB・OGの方、ぜひ一緒に飲みに行きましょう。)

 私自身の最初の就職はSE職であり、自身の未熟さから長く勤めることができず、二度目の就職活動を経験しました。その当時こそ「無駄な時間を使ってしまった」と思うことも少なくなかったですが、今の自分にとっては、それも無駄ではなかったと思えます。
例えば…
 ・SE時代に身に着けたITの基礎知識と技術
 ・予備校勤務時代も含め、職業観が広がったこと
 ・何よりも転職活動時の苦労から、仕事への前向きな向き合い方の地盤ができた
などです。これらは業務の効率化や、学内システムでの企業とのやり取り、学生への進路指導の中で確実に活きています。そして、転職活動があったからこそ、遠回りはしたものの、あまえた学生気分を卒業してようやく一社会人になれたと思います。

 今は大学の留学関係の担当部署である「国際交流支援チーム」におり、学生時代にいった姉妹校であるアイルランドのダヴリンシティ大学(DCU)への留学経験(失敗談?)が学生との留学相談や参加者への注意事項に大変役立っています。

 この姉妹校への留学は私のターニングポイントの一つです。当時は「外国の空気を吸えば、英語はなんとかなる!」なんて考えていました。そして、案の定、語学力不足を痛感し、欧州の学生の行動力や将来をも見据えた考え方に圧倒されました。自分から行動しなくては何も得られないことや、十人十色…いや、千人千色の人とのコミュニケーションを学べたことは私の黄金色の経験になりました。(そして黒ビールとパブにハマりました。)
 語学力に不安があるという学生には、そんなことよりも国外の価値観、様々な人たちに触れ、その中でサバイブすることで成長してほしいと思います。
 ただし、私自身は過度に過信した英語力で留学にのぞんだ結果、不法滞在・不法入国疑惑で税関に止められた経験もあるので、留学を検討している方は、やはり最低限の英語は身につけてから行きましょう。

 私の留学は17年前の話なので、街も人も世界も、変化してしまった部分は多いはずです。それを前置きにしたうえで、後輩たちの背中を押し、留学中の安全だけは確保できるようアドバイスが送れたらいいなと、そんなことを大学の喫煙所で考えています。

 立場は少しだけ変わり、大学の発展を考えなくてはいけなくなりましたが、今も私は母校でキャンパスライフを送らせていただいております。
 私の稚拙な文章をここまで読んでいただけた卒業生の皆様には後輩たちへの少しのご助力を、現役の学生の皆さんには大学への意見をいただけたら嬉しいです。

 さて、勝手な協力依頼を書かせていただいたところで、バトンをつなぐOBを紹介して締めたいと思います。私と同じく大学内におり、私と違い自己を律して研鑽を積める男である、2013年卒の藍澤亮太さんにバトンを託します。仕事面と同様、このリレー随想も頼りにしています。
(高崎市在住)
2022/05/03
No.225 2022年5月号 2015年卒 鈴木 楓
『経大卒』

佐藤初好さんからご紹介挙がりました2015年卒業の鈴木楓です。

『頑張り屋さん』だなんて…
そんな風に思ってくれてたんですね。嬉しい。
久々に連絡来て懐かしくなりましたよ〜
いつ、焼肉奢ってくれるんですか?(笑)

さて、私は大学卒業してから金融機関で内勤として働き、昨年の10月に退職。現在は、消防設備士として日々現場を駆けまわって点検業務をしています。

卒業してから、大学生の時とは違って生活リズムが変わり、月曜日から金曜日まで働いて働いて働いて…(笑)
バカ笑いすることも無くなったし、深夜まで起きてることも無くなって、同じことを繰り返す毎日…。
こんなこと言ったら働きたくなくなっちゃいますね(笑)

でもその分休日は外に出て飲んだりフェス行ってはしゃいだり♪
地元の友達に音楽仲間に、笑った顔見るだけで明日から仕事頑張ろう!って気持ちになれたから
今までなんとか辛いことも乗り越えて、気づけば30歳。。。

コロナになってから楽しみが無くなって
なんのために働いてるんだろう?
ばかり頭の中で彷徨って
みんなにも逢えなくて、ただ仕事と自宅の行ったり来たり…。
笑うこともないし感動することもないし
目の前の仕事と向き合うだけ。

早くコロナが落ち着いて、マスク取ってみんなでバカ笑いしたいですね。

私が元気がない時に、SNSを見て心配して電話をかけてきてくれたのが部活の後輩ちゃんです。
嬉しかったです。とても。

その時、本当に経大卒で良かったなって思いました。
青い春楽しんでたなって、
良い人達に恵まれてたなって。

会社でも経大卒で仲良くなった同期や先輩、お客さんともその話題で距離が縮んだり。
経大卒で得したことばかり(笑)
繋がりは大人になっても大事ですね。

色んなご縁もあって、現在、経大で働く職員さんとチャットモンチーのコピーバンドを組んでいます。
コロナに負けず、いつかライブできる日が来ると良いな。

みなさんにも経大卒で良かったって、これからも思い続けてほしいです。

ではでは、
バトンをお渡しする方のご紹介へといきましょう!
経大バンドのベースでもあり、私が所属する社会人バンドサークル『G.B.C』の中でNo. 1の優男こと井野翔紀先輩にバトンタッチ致します。
井野さん、夏のライブお互い頑張りましょうね!
(高崎市在住)

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