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 最後に、エディタについて

 私はこの文を含めて、パソコン上の文章入力には「秀丸エディタ」を20年前から使用している。当時、編集者に限らず、作家、記者、学者など文章入力を主とする方々から支持されていたのがエディタである。秀丸エディタ最新バージョンは現在もネット上で入手できる。価格は4千円くらい。最終的にはワードで加工するが、秀丸エディタは思考しながら文章を作成するのに適したツールだと思う。アメリカ製ソフトの翻訳であり、もう勘弁してよといいたくなるくらいに多くの機能を詰め込んだ感のあるのがワード。秀丸はシンプルで文章作成に徹しており、安価で使いやすい。エディタは元来は、パソコンプログラムを作成するためのもので、それに日本語処理機能を加えたのだ。オートバイに喩えれば、ホンダスーパーカブとハーレーダヴィドソンみたいだ。どちらもエンジン付きの二輪車である。人間の移動手段の道具としては変わりない。あとはそれをどう使うかということだけだ。残念ながら、ハーレーはちょい乗りだけ。カブはかつての愛車であった。