「相棒たち」
2016年卒 粟原 大起
168番目のランナーとなりました、2016年卒の栗原大起です。大学時代の親友、こいちゃんこと小板橋君からバトンを引き継ぎました。振り返ってみると、去年の今頃は卒業単位が足りるか否かそわそわしていたのですから、月日の流れの早さを感じます。
さて、何を書こうかと思案しているうちに締切がぎりぎりになってしまい、焦っております(笑)そこで、今回はわたくしの大学時代の愛車遍歴にお付き合いいただければと思います。
私は、学生時代はほぼ毎日バイクで通学していました。1年生のころは実家にあったスーパーカブでした。私が乗り出したころメーターは7万キロを指していましたが、父曰くメーターは2周目とのこと(すでに17万キロ…)。
しかし、私より10歳年上とは思えないほど故障もなく、とても頑丈なバイクでした。 さすがに片道50キロは体に堪える時もありましたが、何とか通っていました。それには理由がありました。
なぜなら、原付は小回りが利くので、帰り道に古墳や古碑の見学に気軽に立ち寄ることができたのです。私はこの寄り道が楽しみでした。本音では高崎に下宿したいと切に願っていましたが…(笑)
次はカワサキ製の250ccのバイクでしたが、これは故障ばかりで大変でした。とは言ってもバイク屋さんに見てもらうお金もないので、たびたび自分で修理をしていました。手間はかかったものの、私は幼いころからおもちゃや電化製品の分解が好きで、むしろバイクの修理を楽しんでいました。しかし、両親はモノが大きくなっただけで20歳になってもやっていることは幼いころと何も変わっていないと嘆いていました(笑)。
このバイクで暇を見つけては長野県や山梨県など、近県を回っていました。 このころ、高崎のまちなかの事業のお手伝いをさせていただき、今の職業につながる私にとっての大きな刺激となりました。その関係でラジオ高崎に出演させていただいた時にも、このバイクの話をしました。とても貴重な体験でした。
大学4年生になり、ようやく4輪車を購入しました。群馬の誇る富士重工製のサンバーです。皆様は農家さんで見かけることが多いでしょうか。別名、「農道のポルシェ」と呼ばれています(笑)
トラブル知らずの丈夫な車で、いままで各所を訪ねました。はじめ、購入してすぐに伊勢神宮へと赴き、目的地の潮岬から太平洋を眺めて帰ってきました。社会人となった去年の夏は、鳴門海峡を越えて四国に渡り、広島、倉敷と瀬戸内を巡ってまいりました。
こうして振り返ってみると、私はバイクや車によって徐々に自分の行動範囲を広げてきたと思います。
大学入学前は、高崎という場所すらよく知りませんでした。しかし、大学生活を通じて高崎というまちに携わることで、もっとたくさんの場所に行って見聞を広めたいと強く感じるようになりました。その思いを叶えてくれた心強い相棒が紹介した自動車たちです。
これから、公務に携わる者として、大学で得たものはもちろん自らの目で見て感じた事、考えたことを地域の未来のために生かしていきます! まとまりませんが、そろそろバトンを次の方へ回そうと思います。次は大学時代の同期で、自動車趣味仲間の中澤くんです!よろしく!