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  「4回目の卒業」

               1978年卒 番場 利州

 ご紹介をいただきました、番場利州です。
 昭和53年3月に卒業しました。そして、平成26年3月に定年で退職しました。当時は、今と比べればまだ良かったかもしれませんが、やはり就職が厳しい年でした。やっと卒業一か月前の2月の下旬に就職が決まり、飛び上がって 喜んだことを今でも鮮明に覚えています。仕事は本当に楽しくて、そのまま36年間が過ぎました。自分なりに充実した地方公務員生活でした。
 また、職場には、私を含め7人の高経OBがいますが、1年に1度暑気払いを兼ねて「番場会」の名称で懇親会を開いていただいたことも、楽しい思い出の一つだったと感謝しています。
 今年から年金の受給開始年齢が引き上げられ、私達、昭和28年生まれは61歳にならないと年金がいただけません。就職も年金も苦労し、運の悪い年代だなあと愚痴も出ましたが、元気で退職を迎えられたこととが、せめてもの慰め でした。お陰様で、4月から民間企業に再就職させていただき、若い社員の皆さんと一緒に働いています。私の新しい会社は、俗に3Kと言われる職場です。若い社員の皆さんが、仕事に誇りを持ち一年でも長く勤務できるような職場づくりをサポートできれば嬉しいなと考えています。
 今年の春、私と一緒に退職した人は40人ほどいました。生活のため働く人。ボケ防止のため働く人。親の介護に専念する人。ゆっくり休む人。趣味に専念する人。社会貢献活動をする人。ゆく道はそれぞれです。
 2025年には、3人に1人が高齢者になります。超高齢化社会に向けて年金、福祉や税金の見直しが議論されています。これを機に、若い皆さんも自分のライフスタイルを見直してみたらいかがでしょうか。
 次は、まだ就職して5年目でバリバリの山田さんを紹介します。