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                                 2005年卒 守田 哲也
                                       
「卒業してから」

 大先輩、横市さんよりバトンを受け取りました。早いもので初々しい気持ちで高経に入学してから10年もたちます。在学中の4年間はそれは充実した4年間で、キラキラした思い出ばかり残っています。体育会のメンバーとは卒業以来今まで部活の垣根なく毎年定期的に集まったり楽しくやらせてもらってます。

 大学OBとなってやはり気になるのは後輩たちの活躍です。体育会本部役員としてほぼ全部の部活に顔見知りの人がいてどの部活の活躍も結構気になりますが、とりわけ硬式野球部に所属していた為 特にその矛先は彼らに向くわけですが。

 さて自分は卒業後、縁あって自動車メーカーの野球部に採用され、戦力外通告を受けるまでの3年間、野球漬けの毎日を送ることが出来ました。そのチームは都市対抗野球で01年に準優勝。03年にベスト4など。自分で言うのも変な話ですが結構な名門チームです。自分がなぜ入れたか?それはワンクリック採用等、奇跡的な事が重なったわけですが・・・・。運も実力のうちとは言ったものです。笑

 私の経験した社会人野球はどんな所か?という話をさせてもらいます。一塁まで全力疾走、声を出す、キャッチボール、トスバッティング、ボール回しノーミス、練習の時から試合を意識してなど。小学校から大学まで言われてきていた事と何ら変わりませんでした。

 ただ、意識の高さ違うと思いました。試合中は凡フライでもアウトのコールがあるまで全力疾走を徹底し、アウトコールは2塁ベースを過ぎた後、なんて事が普通みたいなチームでした。それが出来ないと、試合後に相手のグランドであろうとも所かまわず「全力疾走の練習」。相手チームも引いてるんじゃないか?と思われるような泥臭い野球部でした。また練習では試合以上に緊張感があり、普通の事が普通に出来ないくらい精神的に追い込まれる事も有りました。そのせいか毎年数人、イップスという精神的な運動障害を持つ人もちらほら。自分はトスできなくなりました。その3年間は仕事として野球を行う為、それくらいの事はやって当たり前と言われたらそれまでです。

 ですが、大学のときなぜこのように練習できなかったのか?よく思う事があります。意識一つで本当に変われます。大学生と試合する事もありました。主に全国大会で名の知れた大学ばかり相手にしますが、入部当時は打たれていた自分が抑えられるようになったのも事実です。本当に意識一つです。

 去年ふらっと名古屋から松本までリーグ戦を見に行きました。元気があって「頑張って欲しい」て思うようなチームでした。結果は残念でしたが。なんで勝てないのか?いらない点、いらないアウトをやってるな〜って言う印象を受けました。練習時間の制約、設備等、十分では無いですが足りなくは無いと思います。設備のいい私立に負けるの悔しくないですか?国公立最強の座から一部、一部上位を狙ってみても良いんじゃないでしょうか?

  応援してます。