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「○m」
2008年卒業 春日 芙実子
平成20年度卒業の春日芙実子です。谷藤萌さんにご紹介いただきました。谷藤さんとは大学時代の飲み仲間で青春の悩みを分かち合った仲です。
さて、現在私は証券会社の営業員をしています。ご存知の通り世は世界的な金融危機。昨年入社した私は丸腰で戦争の中に飛び込んだようなものです。しかも配属地は西新宿。半径3km以内に1万社以上の法人がありライバル企業ひしめく激戦区。新潟のど田舎出身の私は入社早々に証券会社の風当たりの冷たさという洗礼を受けます。同期は200人以上辞めました。入社2年目になってもまだまだ数字が追い付かず日々魂を削られていくのを実感しているのが現状です。それでもこの業界にいられることを日々喜びに感じています。リーマンブラザーズ、GMの破綻など教科書に載るよう出来事のど真ん中にいて、新しい世界の幕開けに神経を張りめぐらせる毎日は本当に刺激的です。何百億もの金を動かすチャンスがあるのもこの東京にいるからこそです。
さて、テーマを○mとしましたが、これは先日お客様の社長との会話で「お前の課長は何年かけてその席に座っているんだ?おそらく15年くらいだろ。自分の席から課長の席まで歩いてみろ。3mだ。お前は15年かけて3mしか進まないつもりか?景色は変わらないぞ。」と言われたことからです。私は高校の時から証券会社に就職したくて、大学を出る頃にはいつかはウォール街で働いてみたいとも思っていました。目の前の数字に追われてその頃の夢を忘れかけていた私にもう一度成長意欲をかきたててくれた一言でした。より遠くまで飛躍できるよう努力していこうと思います。
次は大学のバレー部の尊敬する先輩、青山周吾さんにバトンを回します。