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「人生最大のターニングポイント」
2008年卒業 阿部 有希
大先輩からバトンを頂きました。
2008年卒の阿部有希と申します。大学卒業後、理系の大学院に入学し、研究やら就職活動やら何やらの活動をしております。
最近は100年に一度の不況のあおりを受け、就職活動に明け暮れる毎日です。そこで、その活動を通して考えたことについて述べさせていただきます。
私は就職活動を通し、よく自分の過去を振り返ります。
小学校:『バスケットボール部の活動を貫く』
中学校:『バスケットボール部の活動を貫く』
高校:『バスケットボール部の活動を貫く』
大学:『・・・・・・!?』
気づきました。私は高崎経済大学生活、何かを貫いたことがありません。
このような場で、この発言は非常に恥ずかしいです。
何をしていたのだろう?と思い出すと、・・・毎日遊んでおりました。
大学入学当時、私はバスケットボ−ルだけをしてきた偏っている人間であることに気づきました。そのため色んな経験をしている同期・先輩達がカッコ良く、そして経験が乏しい自分が恥ずかしかった覚えがあります。そこで、そんな人達と一緒にただただ遊んで、自分もカッコ良くなりたかったのです。
そんな楽しい日々を過ごしていた私ですが、なぜか徐々に「何かちがうなぁ」という想いが出てきました。
そんな時、過去の自分にあって、今の自分にないものを考えました。
・・・それは、貫くことです。
思い出してみれば、入学前の目標は、大学で勉強することでした。それは、高校まであまりにも勉強をしてこなかったからです。そして勉強ができる、できないということは、学生が社会に認められる一つの手段であると感じていました。また勉強ができることは、ぼんやりと浮かぶ自分の理想像に近付くためには、非常に重要なファクターであると考えておりました。
そこで私は、貫くことに決めたのです。
勉強が嫌いだからこそ、その目標を貫くことは私の自信にもつながると思いました。さらにどうせ0から勉強をするならばということで、文系・理系に関係なく道を探した結果、理系大学院への進学を決めました。
「ああなりたい」「こうなりたい」という理想像に近づく道はいろいろありますが、とりあえず一度決めた目標を貫き、地道に近づいていきたいと考えております。
ということで、私の直近の目標は、人に誇れるくらい勉強をした後に、社会人になることです。
最後になりますが、大学生活は何もなかったと考えていましたが、実は人生最大のターニングポイントだったように思います。