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【形のないもの】
2007年3月卒業 阪本 芳朋
アメフト部の大先輩であり今でもお世話になっております、岩下将人さんよりご紹介を預かりました、07年地域政策学部卒業の、阪本 芳朋 と申します。
現在は地元山梨に戻り、金融関係の仕事をしております。学生時代は、アメリカンフットボール部、地域政策学部津川ゼミナールと所属をしておりました。
このような機会を与えていただき、大変恐縮ではありますが、私の最近を思いのままにつづらせていただこうと思います。
先日ですが、私の学生時代からの仲で、同じ会社に就職した友と飲む機会がありました。もっぱら、話すことは学生時代の他愛のない話ばかりですが・・・。しかしその日は違っていました。お前に会わせたい人がいる。いつもの店にいつものように足を運んだ訳ですが、二人差しで向かい合ういつものテーブルを三人で囲みました。友と友の上司と。仕事に疲れている自分にとって、この飲みの席は忘れられないものとなりました。それは、自分に足りない忘れたものを気づかせてくれたから。ここではそれは、何かとは言いませんが。
人と人との出会いは不思議なもので、モノと違って形はありません。しかし、形のない出会いは、私に様々な経験の場と機会を与えてくれ、これからも与えてくれることだと思います。その出会い一つ一つにより、今の自分があり未来の自分があるはずです。学生時代所属したゼミの津川先生は、「縁」という言葉で人との出会いを大切になさっておりました。大学でアメフトを始めたのも、先輩方々との出会いによるものです。その出会いは今でも、私に新たな経験と出会いの場を与えてくれます。
最近ですが、職場の先輩に誘われアメフトをやりました。2年ぶりのアメフトは翌日に筋肉痛を残しましたが、学生時代の懐かしい気持ちを蘇らせてくれました。結局、社会人チームに入ってしまったようで・・・。しかし、そこではどんな出会いと経験ができるのかが非常に楽しみでもあります。
疲れた時、緊張を感じ続けた時、今の自分があるのを客観的に捉えてみてはいかがでしょうか。人と人との偶然であるかのような出会いが今の自分を創り、出会いそれが周りの人へも新たな出会いを与えていることを。それは偶然ではなく、実は必然である。その出会い一つ一つに無駄なものはない。だから、大切にしていきたい。
高崎経済大学を通し、部活動でゼミで、そして群馬で過ごした4年間は私にこれまでにできなかった経験と、様々な出会いの大切さを気づかせてくれました。
最後になりましたが、私の乱筆におつきあい頂きまして、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。
では、次回のバトンですが、私の後輩で、彼も私のように縁あってアメフト部にて、共に同じ時間を過ごし切磋琢磨した、杉浦吉紀君に託したいと思います。